循環器内科医の本棚

循環器内科医による患者さん、一般内科医、研修医のためのブログ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本紹介:心電図の読み方パーフェクトマニュアル

これから心電図を勉強する研修医にお勧めの1冊!

抗凝固薬の使い分け

心房細動に対する抗凝固薬、どれがいいですか? とよく聞かれるのですが、エビデンスとしてDOAC4種類はどれも大差がありません。そのため、ガイドラインでも「この薬がとくによい!」というものはなく、「抗凝固薬」としてひとまとめに扱われています。どれ…

ペースメーカーの基本

今回はペースメーカーの基本について説明します。 ペースメーカー ペースメーカー患者の心電図 ペースメーカーのモード AAI VVI DDD その他 今日の本 ペースメーカー ペースメーカの適応は徐脈性不整脈です。 日本循環器学会ガイドラインでは洞不全症候群、…

こんなときどうする?Brugada心電図

「健診でBrugada心電図 Type2を認めて受診されました。既往歴、失神歴、家族歴などなく、リスクは低そうです。どうしたらよいでしょう?」 Brugada心電図、健診でよく引っかかってくる若年~中年の男性は多いのではないでしょうか?Brugadaの中にも心室性不…

ペースメーカー、ICDが入っている患者さんの処置

ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)が植え込まれている患者さん。MRI撮れますか?電気メス使ってもいいですか?

本紹介:糖尿病診療のエビデンス

糖尿病の薬って多すぎる!結局どれを使えばいいの?という疑問から手に取った本です。 最新 糖尿病診療のエビデンス 改訂版 作者:能登 洋 発売日: 2019/08/22 メディア: 単行本 安定のメトホルミン この本には糖尿病にまつわるたくさんのエビデンス、解釈の…

こんなときどうする?心房粗動

新企画 「こんなときどうする?」 実際に循環器専門外の先生から受けた相談やご質問をシェアするコーナーです。 同じような症例で困っていませんか? ※必ずしも正解の対応かはわかりませんが、参考にしていただければと思います。また、こういう対応のほうが…